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【ホントは怖いタイヤ交換】Honda Cars岐阜のプロ技をご紹介!!

こんにちは。Honda Cars岐阜 note編集部 オカダです。

今年は暖冬傾向といわれていますが、寒い日も増えてきました。

岐阜では既に雪が降る日もあり、スタッドレスタイヤへの交換を考えている方や、既に交換を済ませた方も、多いのではないでしょうか!?

最近では、ネットでも簡単にタイヤ交換の方法を調べることができますので、「自分で交換してみよう」という方もいるかもしれませんね。

ちょっと待ってください!!
タイヤ交換は適切に行わないと、脱輪などの大きな事故につながる可能性もあります!

脱輪による事故は、平成14年4月以降、令和4年3月までで1,188件発生しており、中には死亡や重傷などの大きな事故につながるものもあります。
また、脱輪事故はスタッドレスタイヤに交換する、11月~3月頃に発生しやすい傾向にあります。

(参考)国土交通省 車輪脱輪事故
    https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t2/t2-1/

当社でもこの時期、「自分でタイヤを交換した後に、クルマの調子が悪くなった」とご相談をいただくことがあります。

クルマの整備不良は時に命にかかわる事故を引き起こしかねません。だからこそ、プロの整備士にお任せください( •̀ ω •́ )✧

とはいえ、整備の現場を見たことがある方は多くはないはず。そこで、今回は実際の作業現場の様子や、プロがどのような点に気を付けて作業しているかをご紹介していきます!

・・・


【そもそもタイヤはどうやって交換するの?】

まず初めに、タイヤ交換に必要な道具と作業の流れについて説明しておきます。

【必要な道具】
・ジャッキ(タイヤを地面から持ち上げる道具)
・クロスレンチ(タイヤのナットを緩め、取り外すための道具)
・トルクレンチ(タイヤのナットを締めて、取り付けるための道具)
・輪留め(作業中にクルマが動かないように固定する道具)
・車用エアゲージ(装着後の空気圧を確認する道具)
・軍手(手を保護して安全に作業するため)

そのほかに、ホイールキャップが装着されている場合は、キャップを取り外すための、センターキャップレンチなどが必要になります。

道具の値段はピンキリですが、個人ですべてそろえると数万円程度は必要になります。

また、タイヤ交換は次のような流れで進めます。
①ジャッキでクルマを持ち上げる
②タイヤを取り外す
③タイヤを取り付ける

文字にするとたったの3工程ですが、1つ1つの工程に様々な注意点があります。

【整備士のプロ技をご紹介!】

それでは、実際の作業の様子とポイントをご紹介していきます。

①安全な作業場所の確保

安全に作業ができるように、周囲のクルマの邪魔にならず、平な場所にクルマを止めます。

《プロ技🔧》
・当社は整備専用の工場(サービスPIT)が各拠点にありますので、安全で十分なスペースを保って作業が可能です。

②ジャッキアップしてクルマを持ち上げる

タイヤの交換ができるように、ジャッキで車体を持ち上げます。

《プロ技🔧》
・各車両でジャッキをかませる、ジャッキアップポイントが決まっています。スタッフが慎重に位置を確認しながら、ジャッキアップしていきます。

・また、業務用のジャッキでクルマ全体を持ち上げるため、スピーディーに作業を進められます。
※個人の場合は、交換するタイヤ毎にジャッキアップする場合が、多いと思いますので、なかなかの重労働になります。

クルマ下を覗き込みながら、しっかりと確認しています。

③タイヤを取り外す

ジャッキでクルマを持ちあげたら、クロスレンチでホイールナットを緩めて、タイヤを取り外します。

《プロ技🔧》
固くなったホイールナットを無理に外すと、ナットを傷つけてしまう場合があります。プロの整備士は電動工具などを使いながら、確実に作業を進めていきます。

取り外し中です。


取り外した後はこんな感じです。

④タイヤの取り付け~準備編~

いよいよ、タイヤの取り付けですが、取付準備~実際の取り付けまでたくさんのポイントがありますので、順番にご紹介します!

《プロ技🔧~準備編~》
・取り付け前に、取り付けるタイヤの空気圧を確認します。空気圧が適正値でないと、燃費・走行性能の低下や、最悪、パンクして、事故につながることもあります。

・装着面にサビや汚れがないかを確認します。汚れたままだと、ホイールナットが上手く締まらない場合があります。

・また、ホイールとナットの形状にはいくつか種類があり、取り付け可能な組み合わせになっているかは、事前に確認をしておきます。(後段の図を参照)
テーパー座、球面座、平面座の3種類があり、形状が合致していないと取り付けができません。「夏タイヤのナットを流用しようとしても、使えない」なんてことも。

ホイールとナットの取り付け形状
空気圧の確認中。空気の適正値がどの程度かもプロの知識の1つです。

⑤タイヤの取り付け~取り付け編~

準備が済んだら、実際にタイヤを取り付けていきます。
取り付けは、ジャッキアップした状態で行う仮締めと、クルマを降ろし、車重をかけながら仕上げる、本締めの2段階で取り付けていきます。

《プロ技🔧~取り付け編~》
・ナットを締める際には、対角線上に順番に、複数回に分けて締めることでしっかりと取り付けていきます。(後段の図を参照)
・また、本締めの際はトルクレンチを用いて、各車両の適正値で締める必要があります。
※適正値はクルマにより、異なります。

締め付け順の例。順番を守って締めることで、しっかりと取り付けできます。
手と電動ドライバーで仮締めしています。
本締めはタイヤを降ろした状態で行っています。

これで、取付は完了です!
見学した際の作業時間は数十分程度でした。個人で行うと、数時間かかる場合もある作業をスピーディーにできるのも、プロ技ですね(*^-^*)

作業時間は参考であり、作業内容や繁忙状況によりお待たせする場合も、ございますので、予めご了承ください。

【最後に】

いかがでしたでしょうか?
タイヤ交換にも多くのポイントがあることをご理解いただけたのではないでしょうか?

世の中ではジャッキが外れることで、死亡する事故なども発生しています。

(参考)車の整備中にジャッキが外れて男性が車の下敷きに…通報から約30分後に救出されるも搬送先の病院で死亡 札幌市東区(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース

ご自身やご家族の安全のためにも、タイヤ交換はプロの整備士にお任せください!
また、ご自身で取り付けたけど、不安があるという方も、ぜひ、当店スタッフにご相談ください。

ホンダカーズ岐阜ではプロの整備士が確かな技術と知識で、しっかりと皆さんのカーライフをサポートいたします!

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