見出し画像

HondaのタイプRとは?歴史を紐解く

HondaにはタイプRというなんだか特別な名前がついたクルマがあります。
知ってる人も知らない人も、この記事を見たらどこかで自慢できたりできなかったり。

こんにちは♪ホンダカーズ岐阜note編集部です。
この記事が気に入ったら、スキ・フォローいただけるとうれしいです。

いきなり答え。
タイプRの「R」は「racing」の頭文字なんですよ。
つまり、そのままサーキットに持ち込んでもポテンシャルを発揮できる、レースベース車として発売された特別なクルマなんです。

そんなの知ってるー。って方

なぜタイプRが生まれたのかはご存じですか?

そんな疑問に答えるべく、タイプRの歴史を紐解いてみましょう。

■ タイプRスピリットの原点

「F1をやりたいんだよ」
創業者、本田宗一郎のそんな一言からHondaのF1への挑戦がはじまりました。

2輪マン島TTレースで完全優勝を成し遂げていたHondaは、1964年に四輪レース最高峰の「F1世界選手権」への出場を宣言。

翌年の1965年10月24日メキシコグランプリでHondaは念願の初優勝を果たします。
参戦からわずか2年での快挙でした。

そのF1マシンRA272のホワイトボディにまとっていたのが、通称「赤バッジ」と呼ばれる真っ赤なHondaエンブレムです。

1965年のメキシコグランプリで初優勝を飾った RA272

■ タイプRの歴史

1990年にHondaは国産車初のスーパースポーツ「NSX」を発表します。

量産車としては世界初のオールアルミボディやV6 DOHC VTECエンジン、ミッドシップレイアウトなどHondaのチェレンジングスピリットが詰まった1台でした。

そして1992年、究極の走りを求めた「NSX-R」が発表されます。

NSXをどう進化させるかを、当時の開発者は悩んでいました。
いくつかのコンセプトがある中、最終的に達した結論は、やるならサーキット性能究極を目指す!となったそうです。

開発には、なんとF1ドライバーのアイルトン・セナや中嶋悟が関わったんですよ。(豪華)

この「NSX-R」は、RA272をモチーフにしたチャンピオンシップホワイトに赤バッジをまとった限定モデルに仕上げられ、後に「タイプR」と呼ばれるようになったのです。

初代タイプRの誕生です。

究極のスポーツモデルを目指して開発されたNSX-R(1992年11月発売)

■ 第1世代 タイプR

タイプRは時代の流れとともに進化していきます。
まずは第1世代を見てみましょう。

タイプRはNSX-Rというスーパースポーツに始まりましたが、誰でも買える大衆車であるFF車ライトウェイトスポーツに展開されていきます。

FF車の概念を覆すハンドリングと気持ちよく吹け上がるエンジンフィールでコアなファンを獲得していきました。

1995年 初代インテグラ タイプR
1.8リッターVTEC8000回転の驚異のエンジンスペックを誇ります。

DC2/DB8型

1997年 初代シビック タイプR
FF車でありながら、ハンドリングの良さに定評がありました。

EK9型

2001年 2代目インテグラ タイプR
足回りからデザインまで、初代を超える1台へアップグレードされました。

DC5型

2001年 2代目シビック タイプR
走行安定性やハンドリングをさらに進化させたコンパクトスポーツへ。
同時期発売のインテグラにちょっと人気持ってかれてました^_^

EP3

2002年 マイナーチェンジNSX-R
空陸性能の向上と軽量化が図られ、市販車初のマイナスリフトを実現。

2007年 3代目シビック タイプR
3ナンバーセダンとして生まれ変わる。
2.0リッターVTEC(225馬力)というクラストップレベルのエンジンスペックを誇ります。

FD2型

2010年 4代目シビック タイプR
欧州モデルの輸入車として販売。
3ドアハッチバックタイプでツーリング志向をもったスポーツモデル。

FK2型

2015年 5代目シビック タイプR
世界のCセグメントと戦うためボディサイズが大幅にアップ。
TYPE-R初のVTECターボになり、310馬力を発生し当時のニュルブルクリンクFF量産車最速を記録。

第1世代最後のタイプR FK8型

第1世代タイプRは、クルマの快適性を犠牲にしてでも軽量化と足回りを固め、レーシングカーに近づけるチューニングを施し、「究極の速さ」「圧倒的な操る喜び」を実現してきました。

■ そして第2世代へ

2017年、タイプRは第2世代へと進化していきます。

過去のスピリットを継承しつつも、これからの時代にあるべきスポーツカーの姿を思い描き開発されました。

公道を走るレーシングカー的な存在であった第1世代から、時代が進み技術が進化した今、「快適性」「運動神経」を高次元で両立。
そして、かつてないグランドツアラー性能を兼ね備えたタイプRへと変貌を遂げていくのです。

軽量化を計れば静粛性が失われる。コーナリング性能を求めサスペンションを固めれば乗り心地が悪くなる。

まさに「二兎追う者は一兎も得ず」

その二兎を得ようってことです。まさにチャレンジスピリット!

そんな究極のFFスポーツ「Ultimate SPORT」をコンセプトに開発された6代目はタイプR史上最も多くの世界中のファンに選ばれました。

Ultimate SPORT 第2世代 CIVIC TYPE-R

■ Ultimate SPORT 2.0

2022年9月
さらに極限の進化を遂げた CIVIC TYPE R が誕生します。

第2世代タイプR2.0

new CIVIC TYPE R

速さと喜びの「本質」を磨き上げ
心に響く「官能」と絶対的な安心感を兼ね備えた
究極FFスポーツ「タイプR」の集大成になります。

・そんな新しいタイプRの詳しい情報は Honda Cars 岐阜 各店までお問い合わせください。

▼新型CIVIC TYPE R ワールドプレミア動画

▼新型CIVIC TYPE R 鈴鹿アタック動画

▼ホンダカーズ岐阜 ホームページ