【SDGs】中部国際自動車大学校での技術講習会
皆さん、こんにちは!Honda Cars岐阜 採用担当です。
当社では、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、積極的に出張授業を行い、整備士等、自動車関連の教育・育成の支援をさせていただいています。
当社は他にも子供向けの交通安全教室などDGsの取組を推進しています。
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2023年12月11日(月)、中部国際自動車大学校様で技術講習会を行いました。Hondaの歴史、技術革新、自動車業界について講義を行い、その後は実車を使った故障診断実習と、シビックTYPER(タイプアール)、近距離モビリティWHILL(ウィル)試乗会で、業界理解と高度な診断技術に触れていただきました。
中部国際自動車大学校のご紹介
活動紹介
実施日:2023年12月11日 (月) 12:40~16:10
場所:中部国際自動車大学校 実習場
カリキュラム
1)自動車業界、HondaおよびHonda Cars 岐阜について
2)実車故障診断 N-BOX FREED
3)シビックTYPER試乗・近距離モビリティWHILL試乗
1)自動車業界、HondaおよびHonda Cars 岐阜について
業界の構造や、これから自動車業界が向かう未来についての講義。
関連産業の就業人口が日本全体の約1割を占めると言われている自動車業界は、様々な企業・業種が関わっています。代表的な企業に、自動車メーカーや自動車部品メーカーなどがあります。自動車メーカーは、共同開発やOEM供給で技術を共有しています。
そんななかで、現行車のラインナップにおいて国産メーカーで唯一OEM供給を行っていないのがHondaです。Hondaは軽自動車からスポーツカーに至る全てのクルマを自社生産しており、カーラインナップが充実しています。
OEM供給:「Original Equipment Manufacturer」他社が開発製造した車種を提供してもらい、それに自社のバッチ(エンブレム)を装着して販売している車
そんな自動車業界は、これからどのように変化していくのか
Hondaは今まで、革新的な技術を世の中に送り出してきました。例えば、1972年、当時最も厳しいとされたアメリカの排ガス規制「マスキー法」を世界で初めてクリアしました。
1981年には、地図上に現在位置を表示する世界初のカーナビシステムを発売。
そして、2021年には、世界初 自動運転レベル3対応のレジェンドを発表しました。
そんなHondaの自動運転技術について、目指す方向性についてもお話しました。
2)実車故障診断 N-BOX FREED
よくある故障診断や難易度の高い故障診断も実施、体験いただきました。
事例①
バックランプ右側が点灯しない場合に、どのような手順で診断するかを学んでいただきました。
単純な玉切れではなく、電気の流れに問題がないかをチェックし、故障を見つけ出しました。実際の点検の様子を見て、熱心に学習してくれています。
事例②
エンジンの吸気温度センサーの故障診断について紹介しました。
吸気温度センサーが故障すると、警告灯の点灯、エンジンの不調、振動、走行への影響、などが発生します。
故障診断機につなぎ、サーキットテスターを使って診断する方法を学んでいただきました。
故障診断機:ECU(電子制御コンピューター)の状態・故障を確認するための機械です。
メモを取り、質問をしたり、診断の様子を覗き込みながら熱心に聴いていただきました。
3)シビックTYPER試乗・近距離WHILL試乗
学校の先生にご協力いただき、シビックTYPERの同乗走行をしていただき
ました。
近距離モビリティWHILLの試乗は、パイロンをすり抜けて、最後はバックで車庫入れ を体験いただきました。
みなさん、楽しそうに試乗されてすぐに上手に乗れるようになっていました。
【最後に】
中部国際自動車大学校の先生方にご協力いただき、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
生徒さんは、故障診断や試乗体験などの実務体験が特に印象に残っているようでした。「故障診断の内容が非常に面白かった」「高度な故障診断で、問題を出されて自分なりの考えを答えることができ勉強になりました」「濃い内容の故障診断だった」「WHILLに魅力を感じました」「シビックTYPE Rに乗れて楽しかった」などたくさんの感想をいただきました。
今回の講義で少しでも整備職とHonda Cars 岐阜に興味をもっていただけたら幸いです。
引き続き、ホンダカーズ岐阜は地域に根差した企業を目指し、活動して参ります。
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