このサインがあったら要注意!?今すぐに役立つタイヤのまめ知識をご紹介!
こんにちは!Honda Cars 岐阜 note編集部の「編集チョー」です。
今年の夏は猛暑続きでしたが、10月に入り涼しくなり過ごしやすくなりましたね。
夏は他の季節よりもタイヤのゴムが劣化しやすく、パンクが起こりやすいと言われていますが、夏だけでなくパンクは年中起こってしまうもの。
夏にダメージを受けたタイヤの状態をそのまま放置しておくと、思わぬ事態を招きます。
常日頃から愛車のタイヤを気にかけていると、もしものことが防げると思います。
ちなみにみなさん、タイヤをよく見ると、いろいろな情報があるって知ってますか?
今回は、タイヤを見るだけでわかる「まめ知識」を紹介します。
|スリップサイン
タイヤの側面を見てみると、「▲」マークがついています。
そこから真っすぐタイヤ接地面(タイヤと路面が接触する部分)へたどり、接地面の溝を覗いてみると。。。
なにやら溝が浅い部分があります。
それは「スリップサイン」と呼びます。
スリップサインとは、残り溝の深さ1.6mmを示す目安です。
タイヤがすり減ると溝がなくなり、スリップサインが出てきます。
こうなってしまっては、もうおしまい!
スリップサインが1箇所でも出ると整備不良として使用できないことが法律で定められているのです。
もちろん、「走行すると危ないから違法だよ!」となってるのですね。
だから、「スリップサインが出てないからまだ使える!?」
ではなく、スリップサインが出る前に早めに交換しましょう!
|シリアルナンバー
「タイヤ溝が残ってるからまだまだ安心~」と思ってませんか?
上記の写真のように、タイヤの側面に楕円で囲まれて記されている数字に注目してみましょう。
これは「シリアルナンバー」です。
アルファベットと数字4ケタで刻印されています。
この下4ケタの数字は「製造年と週」をあらわしていて、頭の2ケタが「製造週」、下2ケタが「製造年」となります。
これがわかると、履いてるタイヤがどのくらい古いかわかります。
タイヤは仮に溝が残ってたとしても、年月とともにゴムがかたまって本来の性能を発揮できなくなります。
例えば、
ウェット性能が低下して雨の日の止まりにくくなったり、
グリップ性能が低下してコーナーで滑りやすくなったりします。
ゴムが固くなるので、乗り心地にも影響してきます。
タイヤの交換タイミングは、使用環境にもよりますが5~6年が目安となります。
安心安全なドライブのために、溝の深さだけでなく製造年月もチェックされるのをおすすめします。
|タイヤサイズ
これはご存知の方も多いのでは。
タイヤのサイズなどを表しています。
ここでは詳しい解説は省いてさらっとご説明します。
例えば「185/60R16 86H」と表示されている場合
・「185」は、タイヤ幅が185mm
・「60」は、扁平率が65%
へんぺいりつ??
タイヤの断面幅に対する断面高さ(厚み)の比率を表す数値です。
いったん次いきましょう。
・「R」はラジアル構造
まあ、内部構造を表してます。気になさらず。
・「16」は、タイヤの内径が14インチ
・「86」はロードインデックス、530kg
なんで530kg??
タイヤの最大負荷質量ですが対応表を見て何kgか調べます。
・「H」は速度記号、210km/h
最大負荷質量で規定された条件の元許される最高速度
こちらも表で確認。
ロードインデックスと速度記号は、なんのこっちゃわかりませんよね。
どれぐらい高性能かを表してるって思ってください。
さらっとお伝えしましたが、まったく覚える必要はありません。
ここでお伝えしたいのは、「タイヤには様々なサイズや性能がある」ことです。
新車についているタイヤは、そのクルマの本来の性能を発揮できるよう装着されています。
だから、
タイヤを買い替える時は、そのクルマにあったタイヤを選ぶ必要があるのです。
専門知識をもったスタッフのいるお店で選んでもらうのが安心ですね。
|謎のしるし
新品タイヤについている「謎しるし」をご存知ですか?
(ついてないタイヤもあります)
黄色のしるしは「軽点マーク」
赤いしるしは「ユニフォミティーマーク」(言いにくい!)と呼びます。
1.軽点マーク(黄色のしるし)
名前の通り、タイヤの最も軽い場所を示しています。
ホイールはエアバルブ(空気を入れるところ)が最も重いため、タイヤに組み付ける時に、軽点と位置を合わせると全体の重量バランスがとれるんです。
でも、実際には完全にバランスが取れてるわけでは無いので、ホイールバランサーという重りを取り付けて走行時のバランスを調整します。
この作業をやっておかないと、走行時の振動やハンドルのふらつきの原因になります。
こんな症状にお悩みの方は、まずは空気圧チェック。
それでも症状が出る場合は、ホイールバランサーが取れちゃってるかもしれません。
自動車整備専門店にご相談を。
2.ユニフォミティーマーク(赤いしるし)
こちらはちょっと難しいです。
新品ホイールと組み付ける時に参考にするマークです。
タイヤもホイールもできれば真円に近いほどバランスよく回転できます。
でも残念ながら、ちょっといびつなんですね。
新品ホイールにも「ボトムマーク」という白や青のしるし(他の色の場合もあります)が入っています。
これはホイールの最もへこんでる部分につけられています。
そして、タイヤの赤いしるし「ユニフォミティーマーク」は、タイヤの外径が最も大きい場所につけられます。
勘のいい方はもうお分かりですね。
この2つのマークをあわせて組み付けると。
真円に近づくから、快適に走行できるし、偏摩耗(かたよって減ってしまう現象)もしにくくなってタイヤ長持ちします。
|まとめ
今回は、タイヤを見るだけでわかる「まめ知識」をご紹介しました。
タイヤはクルマの性能だけでなく安全を支える大切なパーツです。
乗る人の安全安心を考えて正しく選びましょうね。
Honda Cars岐阜 では、専門知識をもったエンジニアが、Honda車に最適なタイヤ選びをサポートいたします!
また、わずかな保険料でご加入いただける「タイヤパンク保障サービス」も展開。
このサービスは万が一タイヤがパンクした時、4本全部新品のタイヤに交換できるというものです。
詳しくは、過去記事をご覧ください!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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