知っておくべき「スタッドレスタイヤ」の基礎知識
スタッドレスタイヤのご準備はできていますか?
「スタッドレスタイヤに履き替えないとダメ?」
「いつ履き替えればいいの?」
「いつまで使えるの?」
そんな、冬のスタッドレスタイヤに関する素朴な疑問に答えしていきたいと思います。
こんにちは♪ホンダカーズ岐阜note編集部です。
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スタッドレスタイヤはホントに必要?
あまり雪降らないのだけど、スタッドレスタイヤって本当に必要なの?
と思われる方がいるかもしれませんが本当に必要なんです!!
岐阜県では高山や下呂といった地域ではかなり雪の降るところもあります。
そちらで生活をされている方は、重要性を日々感じているかもしれませんが、市内など比較的愛知県に近いところでは積雪量が少なく、降っても積もることが少なかったりしますよね。
ですので、最近では雪降らないから要らないわ!
…なんて方もいたりと、正直凄く心配です!!
車に携わる人間としては、気温が低くなるこの時期は、早めのタイヤ交換を推奨します。
雪やみぞれが突然降ってきた時、夜のうちに降り積もる時でも安心ですし、
雪や雨が降った翌日に起こりやすいアイスバーンでも安全な運転が可能になります。
というのも、最低気温3℃以下では、路面凍結の恐れがあり制動距離の差はスタッドレスタイヤよりノーマルタイヤが60%も伸びます。
※時速40㎞での例を記述
また、積雪・凍結路面で滑り止めの処置をとらない運転は法律違反にあたりますし、なにより、朝起きて、雪かきとタイヤの付け替えは想像しただけで大変ですよね…。
だからこそ、スタッドレスタイヤへの履き替えは早めに行い備えておくのが安心安全といえます!
どうしてスタッドレスタイヤは氷雪上でも止まるのか?
スタッドレスタイヤの必要性を理解していただくためには、スタッドレスの仕組みを知っていただく事が早いです。
なぜ、スタッドレスタイヤは雪道でもブレーキが効くのか…。
それはタイヤの溝にヒミツがあります!!
まずは、タイヤはなぜ氷や雪の上では滑ってしまうのか原因をご説明します。
みなさん、氷は触ったことありますよね?
氷を手で持っていると溶けてきて、ツルツルと滑ってきます。
そう!実はその、溶けた〝水〟が大きな原因となるんです!
氷が溶け、指や手と氷の間に〝水の膜〟ができてくるとツルツルと滑ってきます。
この現象が、雪や凍結路面とタイヤの間で起きているのが『タイヤが滑る原因』となります。
そして、雪道とタイヤとの間の〝水の膜〟を除去し路面を滑りにくくできるのが、スタッドレスタイヤというわけですね。
どうやって、そんなすごい事をやっているのか?
改めて、スタッドレスタイヤの道路への接地面を見てみましょう。
大きな溝と小さな溝がありますよね!
それ以外にも、表面は目に見えない凹凸や夏タイヤよりも柔らかいゴムなどになっています。
この溝たちが氷の上の水を除水、すなわち取り除いてくれて柔らかなゴムが氷をガッチリ掴んでくれるわけです。
ホントすごいですよね!
スタッドレスタイヤの寿命は?
そんないい物なら使わないといけませんね!
ですが、ずっと使えるわけではありません…。
ノーマルタイヤにもある使用限度を示すスリップサインがありますが、スタッドレスタイヤにも、もちろん寿命を知らせてくれる〝印〟があります。
メーカーではそれぞれスタッドレスタイヤの性能維持としてのラインを設けており、プラットホームというものになります。
溝の深さが50%減り、プラットホームが露出するとスタッドレスタイヤとしては使用できなくなります。
前項目でもお伝えしましたが、大事なのは『溝と柔らかさ』です。
これが失われれば効果は発揮出来ませんし、安全とは言えません…。
溝は使っている間の走行距離によっても変わりますが、ゴムの柔らかさは4~5年といったところでしょうか。
こちらの期間に関しては、保存方法などの影響や使っているタイヤによっても変化するので一概には言えませんが、この期間を目安にしてみてください。
まとめ
スタッドレスタイヤの重要性はご理解いただけましたでしょうか?
スタッドレスタイヤの大きな溝や小さな溝で路面とタイヤの間の水の膜を除水して、柔らかなゴムが氷をつかむことにより積雪や凍結路面ではノーマルタイヤより滑りにくく安心ということでしたね。
私の使っているスタッドレスタイヤは大丈夫?
スタッドレスタイヤどれを選んでいいかわからない。
そんな方は、ぜひお近くのHonda Cars岐阜各店へお問い合わせください🚗
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