凍結路面の走行にご注意ください
これからの季節、みなさんクルマの冬支度はお済みですか?
冬道の走行は、雪が降っていなくても路面の凍結に注意を払う必要があります。
今回は冬道の安全走行についてと、そんな時に知っておくとよいポイントをお伝えします。
こんにちは♪ホンダカーズ岐阜note編集部です。
この記事が気に入ったら、スキ・フォローいただけるとうれしいです。
ノーマルタイヤのままだと法令違反になる!?
安全運転を語る前に、そもそも雪道をノーマルタイヤで走行することが法令違反になるってご存知ですか?
たいへん危険な運転行為ですから、法令でもちゃんと定められているんですよ。
積雪や凍結路面の走行で、適切なすべり止めの措置をとらない運転は「法令違反」にあたります。
道路交通法71条に基づき、各都道府県の公安委員会は、積雪時・凍結時のルールを定めていますのでご注意ください。
■ノーマルタイヤで雪道を走行した場合の罰則
違反点数はないですけど、以下の反則金が科せられます。
大型車 7,000円
普通車 6,000円
2輪車 6,000円
原付 5,000円
更に、ドライバーを雇用している企業は「運行供用者責任(自賠法第3条)」や「使用者責任(民法第715条)」に問われることがあるそうです。
スリップ事故が起きる場所
2019年に起きた凍結時の舗装道路での交通事故の件数は、積雪時の1.4倍でした。
死亡事故に絞ると凍結時は積雪時の3.3倍にもなります。
さらに交通事故がどこで起きているかを見ると、「単路(その他)」のいわゆる直線道路での事故の割合が高くなっています。
積雪時と比較すると、「交差点付近」や「トンネル」、「橋」、「カーブ」での発生割合が増えます。
一方、積雪時の事故は「交差点」や「単路(その他)」で多く発生しています。
凍結や積雪のある道路でスリップしないためには
■車間距離をとり、ゆっくりした速度で走行しましょう
いつもより長めに車間距離をとり、ゆっくりした速度で走行しましょう。
急ブレーキ・急ハンドル・急発進もさけましょう。
「クリープ現象*」を利用して静かに走り始めたり、特に、アイスバーンでの停止はエンジンブレーキの活用、ポンピングブレーキ*が有効です。
■路面を、見た目で安易に判断しないようにしましょう
日が暮れると、雪などで濡れた路面の水が凍り始めるため、スリップしやすくなります。
ウェット路面とブラックアイスバーン(道路の凍結した箇所が濡れたように見える)を見分けることは困難であり、特に夜間は要注意しましょう。
■橋の上・トンネルの出入口付近は速度を落としましょう
橋の上・トンネル出入口・交差点の停止線前や道路の日陰部分は、路面が凍結しやすくなるので、特に注意しましょう。
「凍結しているかもしれない」と意識して、速度を落としハンドルをしっかり握って走行しましょう。
スタッドレスタイヤを装着しよう!ただし過信は禁物
路面の凍結は、降雪地域や寒冷地に限らず発生する可能性がありますので、スタッドレスタイヤの準備もご検討ください。
こちらは、タイヤによるさまざまな数値をまとめた表になります。
スタッドレスタイヤを装着するメリットはたくさんありますのでぜひご検討ください。ただし、過信は禁物です。
スタッドレスタイヤについて書いた記事もあります。
ぜひご覧ください。
事故の増える12月です。よい年末年始を迎えるためにも、ひとりひとりが気をつけて安全運転を心がけましょう。