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初心者ドライバー必見!冬のカーライフを安全に楽しむためのお役立ち情報

こんにちは!Honda Cars 岐阜 note編集部の「編集チョー」です。

みなさん、車の冬支度はお済みですか?
冬の運転には雪が降ること以外にも、予期せぬ危険が潜んでいます。
そこで、冬のカーライフを安全に楽しむために役立つ知識をご紹介します。


|冬の準備編

▢ スタッドレスタイヤに履き替える

クルマの冬支度で思い浮かぶのは「スタッドレスタイヤ」ですね。

JAFの調べでは、スタッドレスタイヤの装着率は、岐阜県で60%台、日本全体では40%程度だそうです。

やはり、雪のふる機会が少ない県ほど装着率が低いですね。
本当に雪が少なければスタッドレスタイヤは必要ないのでしょうか。

  • 都市部はめったに降雪しないから。。。

  • 雪が降ったら乗らなきゃいい。。。

  • 雪が降ったらチェーンを履くから大丈夫。。。

きっと、こんな理由で履き替えない方も多いのではないのでしょうか。

普段は雪が降らないから夏タイヤで大丈夫??


氷点下の気温になる地域の方で、以下の質問でひとつ以上該当した方は要注意です。

1.通勤で使用していて、公共交通機関などの代替手段がない。
2.旅行やレジャーで、普段走らない道を走ることがある。
3.橋を渡ることがある。
4.トンネルを走ることがある。
5.夜間や早朝に走ることがある。

気をつけないと行けないのは、冬の道は降雪だけでは無いということです。
「ドライ路面」「降雨路面」「降雪路面」「圧雪路面」「アイスバーン」など、路面の状態は日時・場所によって刻々と変化していきます。

変化する路面に対応するには、やはりスタッドレスタイヤが欠かせないのです。


スタッドレスタイヤをいつ履き替えればいいのか?

寒くなる前にタイヤを履き替えることがベストです。
夏タイヤはその間履かないため、コストには大きな影響はありません。
降雪予報が出てから準備すると、タイヤ交換が混雑しているお店もありますし、タイヤが欠品してしまう可能性もあります。

すでにスタッドレスタイヤを持っている場合は、履き替える前にタイヤの状態を確認しましょう。


▢ タイヤチェーンは必要か

スタッドレスタイヤを使っているので、「タイヤチェーン」は必要無いと思いますか?

豪雪地域の方だけでなく、冬山に行く方や高速道路を走る方はタイヤチェーンを準備しておいた方がいいかもしれません。

チェーン規制をご存知ですか?

一部の国道や高速道路の区間で、異例な降雪があった場合に発令されます。
ここで気をつけたいのが、「スタッドレスタイヤもチェーン規制の対象」であることです。

対象区間で発令された場合、チェーンを装着していないと通行できなくなってしまいます。

チェーンを装着しないで走行すると、通行禁止帯を走行したことになり、道路交通法違反(3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金)が適用される可能性があります。

ちなみにタイヤチェーン装着時は、製品にもよりますが30~50km/hの速度制限があります。
速度超過や、降雪していない路面を走行し続けると、劣化を早めたり破損する恐れがありますのでご注意ください。

対象の区間を走行する方は、チェーンの準備をご検討ください。


▢ 準備しておくといい物

雪を降ろすためのスノーブラシや軍手、防寒用の衣服や毛布などを準備しておくとよいでしょう。

行き先によっては、
・携帯トイレや食料がはいった防災グッズ
・スコップなど雪からの脱出ツール
なども準備しておくと安心ですね。

時々ニュースで言われるように、思いがけない降雪で立ち往生に巻き込まれることもあります。
転ばぬ先の杖。ほんの少しの準備と心構えで、冬の運転が安心快適になものになります。

旅行やレジャーで長距離ドライブする時は、目的地の道路状況や天気を必ず確認しましょう。


▢ ロードサービスの内容を確認しよう

Honda✕JAFロードサービス

自分が、どのようなロードサービスに加入しているかチェックしましょう。
(加入されてない方は、この機会に検討ください。)

ロードサービスと言っても、会員サービスのJAFや、保険・クレジットカードの無料付帯サービスなどがあります。
しかし、対応できる作業の範囲や、受けられるサービスの内容が異なります。
例えば、雪道でのスタック(脱出できない状態)はサービスの対象外なんてこともあります。

万が一の時に使えるロードサービスなのか今一度点検しましょう。

Honda車にお乗りの方は、Honda✕JAFロードサービスがおすすめです!



|冬の運転編

アイスバーン

基本の操作は、”急” がつく行為はしないことです。
急発進・急ブレーキ・急ハンドル。
つまりは、余裕を持った行動を心がけるにつきます。

特に、冬の道で気をつけたいのは、氷点下で発生する「アイスバーン(凍結路面)」
アイスバーンの中でも、「ミラーバーン」や「ブラックアイスバーン」は、凍結路面に強いスタッドレスタイヤでも滑りやすくなるので注意が必要です。


▢ 美しき刺客 ミラーバーン

凍結路面場を車両によって発進・停止が繰り返され、路面が鏡のようにツルピカに磨かれた状態を「ミラーバーン」といいます。

クルマの往来の多い、交差点付近で発生しやすいと言われています。
交差点は、どうしても発進と停止をしないといけないシーンなので、ふんわりアクセルと、早めの減速を心がけましょう。


▢ 黒い悪魔 ブラックアイスバーン

黒く磨きあげられた凍結路面を「ブラックアイスバーン」と呼びます。

こいつの怖いところは、一見すると「ただの濡れた路面に見える」ところです。
速度を落とさず侵入して、ハンドルをとられ、思わぬ事故につながる可能性があります。
冬の道で、まわりの路面より黒い場所があったら注意して走行しましょう。


▢ トンネルや橋に潜む罠

トンネルの出入口や橋の上は、路面の状況が急激に変わる場所です。
トンネル内の乾燥した路面を通っていても、出口では雪が降っていることも。

また、トンネルの出入口や橋の上は、風が吹き込む場所なので、外気温よりもさらに冷え込んで凍結している可能性があります。

路面の状態は常に変化するので、速度や車間距離に気を付けて安全運転を心掛けましょう。



|冬のトラブル編

▢ フロントガラスが凍結した

みなさん。フロントガラスの凍結はどのように対処してますか。
熱湯をかけて解氷してるという方多いのではないでしょうか。

熱湯は厳禁です!
小さなキズがある場合には、熱湯をかけるとガラスが割れてしまうことがあります。
また、外気温が低い時には、水蒸気が凍ってしまい悪循環になってしまいます。

正しい対処方法を紹介します。

  1. エアコンを温風にして、フロントデフロスター*を押す。

  2. ぬるま湯をかけましょう。

写真は22年モデル フィット

*フロントデフロスターとは
フロントガラスの内側の曇りを除去してくれる機能です。フロントガラスに温かい空気を吹き付けることで、内側の曇りを除去します。
一部の車にはフロントガラス熱線が装備されていることもありますので、できれば併用するとより効果的です。

その他、事前に車両用カバーや使わなくなった毛布をかけることも対策の一つです。ただし、毛布などを使用する場合には風で飛ばされないように気をつけましょう。

HondaCONNECT装着車なら、スマホでエアコンの遠隔操作ができるので便利です。


▢ フロントワイパーはなぜ立てる

フロントガラスが凍ってしまうと、ワイパーがガラスに貼り付いてしまいます。
無理にワイパーを動かすと、モーターやワイパーゴムに負担がかかり、劣化や壊れる可能性があります。

ワイパーアームを上げておくのは、この貼り付きを防止するためなのです。

氷点下の天気予報が出ている日は、前日の準備と余裕をもった行動を心掛けましょう。

車種によっては、ワイパーがボンネットの下に隠れていて、そのままでは立てられない場合があります。車の取扱説明書を確認して、メンテナンスポジションにするとワイパーアームを立てることができます。


▢ 雪で渋滞に巻き込まれ立ち往生

大雪で渋滞に巻き込まれる

大雪の中、渋滞に巻き込まれ車内で過ごさないといけない時は、暖かくするのは当然のことですが、以下の点にも気をつけなければなりません。

車が雪に埋もれてしまう状況だとマフラーが雪に覆われていることがあり、その状態でエンジンを始動すると、車内に排気ガスが入ってしまいます。

「一酸化炭素中毒」になる可能性がありますので、マフラー周辺の雪を必ず除去しましょう。

また、エアコンは必ず「外気導入」に切り替えてください。
フロントワイパーの下には外気導入口がありますので、定期的に雪を除去してください。


▢ クルマがスタックしてしまった

スタックした様子

スタックとは、タイヤが雪やぬかるみにはまり、出られなくなることです。
雪でスタックした場合、対処方法は状況によって異なります。

スリップしている場合は、
アクセルをゆっくり踏んで、前後に細かく動かしましょう。
駆動輪の下にフロアマットなどを敷くことも効果的です。
周りの人に手伝ってもらう場合は、進行方向に注意しましょう。

新雪に埋もれた場合は、
基本的にスリップした時と同じ方法を取ります。
周りの雪を移動させたり、踏み固めたりして、タイヤが雪をしっかり掴めるようにしましょう。

全く脱出できない場合は、無理をせずにロードサービスを呼んでプロに任せましょう。

* VSA装着車の注意

現在の車はほとんど、VSA(ビークルスタビリティアシスト)*が付いています。
VSAとは、アクセルやブレーキをコンピューターが細かく制御し、急な挙動を安定させる装置です。
この装置はオンになっている状態で設定されており、オフにするためのスイッチもあります。
普段は使われませんが、車がスタックした時はオフにしてください。
装置が脱出を妨げてしまう可能性があります。

*VSAはHonda車のシステム名称です。
各自動車メーカーによって、同様の機能の名称が異なります。



冬のドライブには危険が伴いますが、適切な心構えを持つことで安心で安全なドライブを楽しむことができます。

空気が澄み、雪の風景もとても美しい冬のドライブは、他の季節とは異なる魅力があります。しっかりと冬の準備をして、冬のカーライフを楽しんでくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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